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縫い止め

先日お世話に成ったお客様宅、畳替えと同時に床の張替でした。
畳を引き上げ、表替え施工と言う時に床を排替えている工務店さんから電話が!
『今の床板が5.5mmのべニア板なんだけど、張り替える杉板は12mmなんだよ!2~3分上がっちゃうよ・・・?』

ええ~っ!
と言う事で、畳は限界まで薄く仕上げるけど、もし畳が厚く成る場所が有る事を了解して下さいと施主様にお願いした所、了解を得ましたので、表替えを施工致しました。

何時も、軽度の縫い止めは両用機ですが、今回は、かなり奥の方までに縫い止め。
サンダーの出番です!
IMG_3111.jpg

返しの方は、返し藁、口御座を全て取り除き、何とか仕上げる事が出来ましたが、框の方は限界も有り、薄く出来ない所が出てしまいました・・・
ですが、施主様には、ご納得して頂き、次回は畳床も寿命に近いので、入れ替えと言う事と成りました。

当店では、新畳制作時は必ず藁床には縫い止め加工をします!
これを遣る遣らないでは数年後、違いが出ます。
当店の框裁断機は旧式なので縫い止め機能が付いております。
その変わり、薄畳対応では無いのですが・・・

IMG_3112.jpg

IMG_3113.jpg

藁床は、ほんの一手間を掛ける、掛けないで数年後に違いが出てしまいます。

縫い止め加工のお話しでした。
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Re: No title

畳刺 父ちゃん様

そうですねぇ。
ほとんどの畳屋さんがやらないかも知れませんね。
ほんの一手間掛けるだけなんですけどねぇ・・・

しかし、3年ほど前から新型サンダー使ってますが、旧型の方が使いやすいです。
ストップスイッチ、メーカーにも部品無しで止まってくれません(笑)

No title

お疲れ様です!
見えない所にこそ手間を掛けておく、流石職人ですねぇ。
私も必ずやりますが、8割以上の畳屋さんはやらないのでは?
プロフィール

たたみや 福島

Author:たたみや 福島
横浜 金沢区の福島畳店です

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